박유하

日本と韓国の間に横たわる深刻な四つの問題を取り上げ、双方の主張がぶつかる根源にある「不信の本質主義」を抉り出し、和解への道筋を示す。 (福島第二原発の悲劇にふれて、) この悲劇的な事態が示したひとつの重要な側面は、もはや「境界」は無意味、ということである。 (日韓関係のねじれというのは、) 日本のリベラルが「戦後補償」を進めようとすると右派が反発し、その日本の右派の言動が韓国を刺激し、その韓国に連帯しようとする日本のリベラルに、さらに日本の右派が「反日」と非難する、そうした構造、不信と怒りのスパイラルなのだ。